歯周病は歯を失ってしまう
大きな原因
「歯周病」とは歯ぐきの炎症から始まって少しずつ顎の骨を溶かしてしまう病気です。
日本人が歯を失う原因の第1位になっている病気です。
特徴としては自覚症状がほとんどないまま進行することが挙げられます。放っておくと歯が抜け落ちてしまいます。
さらに、歯周病が問題を引き起こすのはお口の中だけではありません。
近年では、歯周病菌が深刻な全身疾患を引き起こしたり悪化させたりする可能性が指摘されているのです。
歯周病の原因
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成人が歯を失う原因第一位、歯周病
歯垢とは、口の中で繁殖した細菌がネバネバした物質(プラーク)とともに歯にくっついているもので、細菌のかたまり(バイオフィルム)と呼ばれています。
歯垢は次第に硬くなって、歯石となり、歯科医院以外では簡単に取り除けなくなります。
歯周病は歯茎を腫らすだけではなく、歯を支えている歯槽骨を溶かし歯が抜ける原因にもなります。それ以外にも、糖尿病などの全身の病気や、喫煙などの生活習慣が、歯周病を引き起こすきっかけとなったり、悪化させる原因になったりしています。
歯周病は細菌感染症で、歯垢を長期間放置する事で、バイオフィルムという細菌集団の膜が歯に強固に付着し、歯周病を進行させます。 -
歯周病になりやすい要因
- 唾液の量が少ない、口呼吸
- お口の中の清潔を妨げる要因がある
- 喫煙の習慣がある
- 噛み合わせが悪い
- 加齢
- ストレスがある
- ホルモンバランスの変化
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歯周病を治すには
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1
プラークなど原因物質の除去
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2
お口の中を清潔に保つ
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3
歯周病を悪化させない
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歯周病の治療
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ブラッシング指導
一番大切な事は、日々のホームケア(歯磨き)です。
歯周溝にプラークが溜まってしまうと自分ではなかなか落とせないので、歯につき始めたプラークをしっかり落とす事が大切です。
歯磨きの際は、ブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解し、ご自身に合ったブラッシングの方法を学んでいただきます。日々のブラッシングによるプラークコントロールこそが歯周病治療において一番大切といっても過言ではありません。 -
スケーリング(歯石除去)
歯石とは歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したものです。表面は粗造でプラークが更に付着しやすいような構造をしており悪循環に陥りやすいといえます。歯に強固に付着していますので普通のブラッシングでは除去できません。そして強い病原性を持っています。
スケーリングでは主に、超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除き、歯の表面をつるつるの状態にし、プラークが付着しにくい状態にします。 -
フラップオペレーション(付着療法)
歯槽骨の破壊が大きく、歯周ポケットが深いような箇所はスケーリングだけでは歯石を取り除く事が不可能です。このような場合は、歯肉を外側に開いて歯根を露出させ細かい部分まで歯石を取り除きます。 歯茎を切開して骨から剥離させ、直視下で歯石や感染しきった歯茎を取り除き、残った健康な部分を縫い合わせます。
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歯周組織再生誘導
歯周病によって破壊された骨は通常再生することはありませんが、上記のフラップオペレーションに加えてゴアテックスやコラーゲンなどの膜を貼り付けたりエナメルマトリックスと呼ばれるたんぱく質を塗布することで、歯周組織の再生を促進させることができます。
これは骨も再生できる最新治療で、手術により元の健康な状態と同じ構造で組織を回復させる事ができます。※自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかります。再生できる骨の量や範囲には個人差があります。口腔内の健康を維持するために、再生治療後は定期的なメンテナンスを必要とします。
料金について
歯周病を防ぎ、再発させないために
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歯周病の恐ろしさは、歯が抜ける原因もですが、痛みなく進むことも特徴として挙げられます。
予防のために出来ること
都筑マイクロスコープ歯科では、患者様の歯周病の原因からしっかりと治療し、将来の健康まで見据えた継続的なメインテナンスをご提案しています。痛みなく進む歯周病は、一度かかると非常に再発しやすいため、コントロールが必要です。