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「根の病気」放置で骨が溶ける恐怖。インプラントを諦めないための「造骨」という選択肢

「以前治療したはずの歯が時々うずく」「歯ぐきにぷくっとしたおできのようなものができている」

そんな症状を、「痛くないから」と放置していませんか?

実はその時、あごの骨の中では、目に見えない恐ろしい事態が進行しているかもしれません。

歯科医院でレントゲンやCTを撮り、「根の病気のせいで骨が溶けています」と言われて驚かれる方は少なくありません。

さらに「このままではインプラントもできません」と宣告され、絶望的な気持ちで当院を訪れる方もいらっしゃいます。

しかし、諦める必要はありません。当院では、溶けてしまった骨を再生させる「造骨(骨造成)」という高度な治療に力を入れています。

なぜ骨が溶けるのか、そして当院がどのようにしてその骨を取り戻すのか。患者様が抱く「手術への不安」にもお答えしながら、詳しく解説します。

 

根の病気(根尖性歯周炎)を放置するとどうなる?骨が溶け続けるメカニズム

歯の根の先(根尖部)に細菌が溜まり、炎症が起きる状態を「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」と呼びます。これを放置することは、あごの骨の中に「毒素を出し続ける工場」を放置しているのと同じです。

ぜ痛みがないのに骨がなくなるのか?

根の病気の恐ろしいところは、慢性化すると「痛みが消える」ことがある点です。神経が死んでしまったり、すでに根管治療を終えて神経がなかったりする場合、痛みを感じにくくなります。 しかし、痛みがない間も細菌の活動は止まりません。体は細菌の侵入を防ごうとする免疫反応の結果として、細菌に侵された組織を排除しようとします。その過程で、周囲の健康な骨(歯槽骨)を溶かしてスペースを作ってしまうのです。自覚症状がないまま、CTを撮ったら「骨に大きな空洞ができていた」というケースは決して珍しくありません。

【リスク】骨がなくなると、隣の健康な歯まで抜け落ちる連鎖

骨の吸収は、病気になった歯の周囲だけに留まりません。炎症が広がれば、隣接する健康な歯を支えている骨まで溶かし始めます。 土台である骨が失われれば、たとえ虫歯のない健康な歯であっても、グラグラと動揺し始め、最終的には自然に抜け落ちてしまうことすらあります。一本の歯の放置が、お口全体の崩壊を招く「負の連鎖」の始まりになるのです。

 

骨がないとインプラントはできない?「造骨(骨造成)」が必要な理由

「歯を失ったらインプラントにすればいい」と考えている方も多いですが、インプラント治療には、家を建てる時と同じように強固な「基礎(骨)」が不可欠です。

インプラントを支える「土台」としての骨の厚み

インプラント体(人工歯根)は、あごの骨と結合することで自分の歯のように強く噛めるようになります。そのためには、インプラントの周囲を囲む十分な骨の厚みと高さが必要です。骨が溶けてスカスカの状態では、インプラントを埋入しても安定せず、脱落のリスクが高まってしまいます。

抜歯後の「大きな穴」をそのままにしない重要性

根の病気が進行して抜歯に至った場合、そこには病巣によって削られた大きな「穴」が残ります。当院では、この欠損部を放置せず、積極的に骨を補填することで、将来的なインプラント治療を可能にします。

 

【Q&A】よくある不安「インプラントって自分の骨をドリルで削るんですよね?」

インプラント手術に対して、「ドリルで自分の骨に穴を開けるのが怖い」というイメージをお持ちの方は非常に多いです。

カウンセリングでもよくご質問いただきますが、当院の造骨を伴う治療スタイルを知ると、多くの方が安心されます。

ご安心ください。当院では「足りない場所に骨を作る」から負担が少ない

当院で行うインプラント治療の多くは、まず「足りない部分に骨を作る」ことから始めます。

根の病気で骨がなくなった場所に「人工骨」を入れ、ご自身の骨に置き換わるのを待つのです。

つまり、手術の際にドリリング(穴開け)を行うのは、主に「当院が治療で新しく作った骨」の部分です。もともとあった大切なご自身の骨を大きく削り取るわけではありません。

造骨オペでできた「新しい骨」にインプラントを設置するメリット

造骨(GBR)によって再生された骨は、インプラントを支えるのに最適な環境が整えられています。

ご自身の骨への侵襲(ダメージ)を最小限に抑えつつ、しっかりと厚みのある「新しい土台」にインプラントを設置できるため、体への負担が少なく、予後も非常に安定しやすくなるのです。

 

当院の造骨オペ(GBR)へのこだわりと治療の流れ

当院では、抜歯が必要になった際や、すでに骨を失っている場合、GBR(骨再生誘導法)という術式を選択します。これには、院長の強いこだわりが詰まっています。

120%のボリュームで骨を足す「攻め」の判断

院長が常に意識しているのは、「人工骨を少しオーバー(多め)に入れる」ことです。

造骨した部分は、治癒の過程で少しずつ馴染み、体積が落ち着いていきます。最初から100%ぴったりの量しか入れないと、完成した時にわずかに足りなくなるリスクがあります。

「足りなかったから、もう一度手術をしましょう」という事態は、患者様にとって身体的にも精神的にも大きな負担になります。

だからこそ、当院では120%のボリュームで多めに補填します。不要な分は自然に排出されますので、再手術のリスクを最小限に抑え、一回で確実に十分な厚みの骨を作ります。

CTによる徹底した進捗チェック

骨ができるまでには、通常3ヶ月程度の期間が必要です。

当院では、造骨オペから2ヶ月が経過したタイミングで、必ず歯科用CTによる撮影を行います。

「おそらくできているだろう」という予測で進めるのではなく、データに基づいて骨の密度や厚みを客観的に評価し、完璧な状態でインプラントオペに移行できるかを確認します。

 

将来の健康を守るために。早期治療と造骨がもたらすメリット

「他院で骨がないからインプラントは無理だと言われた」という方も、当院には多くいらっしゃいます。私たちは、決して患者様を投げ出しません。

最後まで責任を持つ。難症例へのネットワーク

もし、当院の設備や症例の範疇を超えるような極めて高度な造骨が必要な場合には、院長の師匠にあたる専門医を紹介し、造骨だけを先行して行っていただくこともあります。 「当院でできないから終わり」ではなく、提携先と連携してでも、患者様が「噛める喜び」を取り戻せるまでサポートし続けるのが当院のポリシーです。

違和感があればすぐに受診を。手遅れになる前にできること

骨の吸収が進めば進むほど、造骨材の量が増え、治療費や期間の負担も大きくなってしまいます。 「少し違和感があるけれど、まだ大丈夫かな」と思っている今が、最も負担少なく治せるチャンスです。

根の病気は放置して治ることはありません。骨が溶けて手遅れになる前に、まずは当院の精密検査で現状を確認してみませんか?あなたの将来の健康な歯を、一緒に守っていきましょう。

 

この記事の監修者

都筑マイクロスコープ歯科 院長

UCHIDA YOSHITAKA

「歯の神経を抜くこと」は、患者様のその後の人生を左右する大きな決断です。だからこそ、私は安易に抜髄や抜歯を選択せず、マイクロスコープを用いた精密治療で「一本でも多くの歯を救う」ことに全力を注いでいます。 かつて治療で怖い思いをした方や、諦めかけている方も、ぜひ一度ご相談ください。友人や家族に対するように、あなたの歯の未来を一緒に考え、守っていくことをお約束します。

【プロフィール】

神奈川歯科大学卒業。日本歯内療法学会、日本顕微鏡歯科学会所属。 「石井歯内療法セミナー」や「顕微鏡治療ハンズオンコース」など、高度な技術研鑽を積み、再発の少ない精密根管治療を提供している。

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