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    • After
    症状 歯が痛いとのことで来院されました。
    原因は根の病気(感染根管)が原因ではありましたが、その歯以外にも歯並びも問題があり、全体的な治療をご希望されていました。
    また、インプラントをしたくないとのことで来院されていましたので、自家歯牙移植(矯正などで抜歯をする歯、歯として機能していない歯を抜歯して、欠損分(インプラントを必要としている場所)にインプラントの代わりに入れる治療です)を行いました。
    そのほかにも噛み合わせの問題から、矯正治療をご希望されていました。
    治療方法 まず、お痛みのある歯の治療を行います。これはラバーダム(無菌的に根管治療を行うための処置)防湿を行い、マイクロスコープ(精密歯科診療を行うための器具)で精密感染根管治療を行い痛みを取ってあげることを最優先します。痛みが取れたのち全顎的(お口の中の全てを考え最善の治療を行うます)な治療を行います。今回のケースでは、噛み合わせの治療を行うために矯正も行います。
    それに際して、矯正で抜歯を行う歯を歯がない箇所に移植することにしました。インプラントがどうしても回避したい方にはおすすめな治療がこの自家歯牙移植になります。自家歯牙移植には2種類のケースがあり今回はすでに歯を失ってからかなりの時間が経っている欠損分への移植になりますので、骨をトリミング(移植した歯が入るスペース)して移植しなくてはならないため、事前にCTをお取りしたり、模型にて移植する位置の計画を立て、移植した歯の固定装置も事前に準備してOPEに入ります。事前の準備がかなり入念なケースになります。
    費用 精密感染根管治療 11万円
    自家歯牙移植 11万円
    精密診断(治療開始された患者様にはご費用負担はありません) 3、3万円(治療開始された方は治療費からお引きいたしますので実質0円になります)
    備考 適応症があります。
    今回のケースでは矯正を行うことも理由になりますが、抜歯できる歯がある時のみになります。
    もちろん、親知らずなどがある方も出来ますが、抜歯する歯の状態があまりにも悪い時は出来ないこともあります。
    事前に診断がとても大切になりますので、精密診断をまずはお受けください。
  • 患者さん情報

    年代 50代
    性別 女性
  • 治療方法

    歯茎を開くと骨がぽこりとしています。これは骨隆起がありこのように骨が盛り上がっています。これはここの歯茎に異常な力がかかっておりそれにより炎症が起こり骨が異常に隆起しています。
    この骨はしっかり削らなければなりません。

  • 移植ができるように平たく骨を整えていきます。

  • 移植先の骨を形成して移植した歯が入れるだけのスペースを作ります。

  • 矯正で抜歯をする歯を抜いて移植に使用します。

  • 移植を行い歯茎を形成して綺麗に整えて移植して歯茎を縫合していきます。

  • その後固定を行います。この固定は何ヶ月も行うわけではなく一時的な固定を行い、骨と歯が結合できるように安定させるためだけのものです。
    今回の移植では元々の移植する歯は根の治療を行なってから行います。ただ、神経がある歯では根の治療は移植後に行いますが、今回は感染根管であったため、先に痛みを取るためにも感染根管治療を先に行いました。

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