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    • After
    症状 6ヶ月以上染みる症状が続いており、神経を他院で抜かないいけないと言われ神経を残す治療をしたいので、当院を受診されました。
    冷たい水や、体調が優れない時に歯が痛くなるそうです。
    治療方法 まずは診査診断をマイクロスコープとレントゲンなどなど使用し診断を行います。
    今回の治療では事前の診査診断により患者さんがご希望された歯髄温存に関して不可能であると診断しました。ただ、最終的な確定診断は実際に歯髄を観察してから行いますので、ラバーダムを行い実際に虫歯を全て除去してから決定いたします。
    結果から、申し上げると今回はやはり歯髄温存治療は不可能でした。
    皆様もこのように長期の染みる症状が続いている場合取り返しのつかない事にもなりますので、マイクロスコープのある病院にて診査診断をできるだけ早めにお受けください。
    費用 歯髄温存療法 66000円
    備考 適応症がございます。
    歯髄温存をご希望の場合は早ければ早いほど可能性が上がりますので、早めにお越しください。
  • 患者さん情報

    年代 20代
    性別 男性
  • 治療方法

    黒い線で書いているエリアは全て虫歯の取り残しになります。
    どうしても肉眼での治療では虫歯の取り残しが起こってしますことがあります。
    もちろん肉眼でも完璧に虫歯を除去できる先生もいるとは思いますが、マイクロスコープですと患者さんに虫歯が取れたことをしっかり、共有できることが利点だと思います。
    何されたか分からないのは患者さんも不安だと思いますので。

  • ここでは写真は一枚しか入れてませんが、このようにう蝕検知液を何度も何度も塗って、虫歯を少しずつ除去して行きます。
    この際、ラバーダムしていないと唾液による汚染が起こってしまいますので、虫歯治療中でもラバーダムは必須です。

  • この画像では濃く染まっているエリアがまだ虫歯が残っているところです。

  • 虫歯を全て除去すると矢印のところに薄く歯が透けている場所がありますが、本来神経が生きている場合はここがピンク色になります。
    このようにピンクが見えない場合は神経はかなり高確率で壊死(神経が死んでいる)しています。

  • 薄く歯が透けているエリアをさらに削っていくと神経の穴が見えてきています。
    中には神経が見えてきていません。
    この時点で神経を残す歯髄温存療法は不可能と判断いたしました。

  • 神経の穴を最低限の拡大を行います。
    この際マイクロスコープで精密に取って行きます。

  • 神経はほとんど死んでいましたが、黒い矢印の神経はほんの一部だけ生きていました。
    よく神経が死んでいるのになんで染みるの?って言われますがこのように一部だけ神経が生きている場合があり、染みる症状が続く場合があります。
    もちろん、この神経は残すことは出来ません。神経の90%以上が感染を起こし壊死している中一部だけ神経を残すことは非常にリスクもあり推奨しておりませんので今回は根の治療を行いました。
    もし、染みる症状がずっと続いているようでした、まずはお近くの病院を受診してみてください。

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