症例紹介

CASE

根管治療

  • 知覚過敏を放置していると大変?!?!?!

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    症状 1年前から近所の歯科医院にで詰め物をした後に染みる症状に襲われて、何度か詰め物をやりかえたが虫歯がないため知覚過敏と診断されたそうです。
    それから1年が経過したが染みる症状が継続しており徐々に噛むと痛い症状も出てきたそうです。
    近くの医院では神経抜くしかないと言われて当医院を受診されました。
    治療方法 初めに大切なのが本当に知覚過敏なのかを調べることです。
    染みる症状にも原因がたくさんあります!噛み合わせ、虫歯の取り残し(これが一番多いです)、ヒビ、歯を削った衝撃(一時的に歯髄が炎症を起こしているだけ)、、、etc
    この診断が最も大切ですので初診でしっかり診断いたします。
    被せ物を除去し、虫歯の状況を確認します。
    その後クラック(亀裂)を発見したため歯髄が死んでいる可能性をチェックするための意図的に露髄させました。
    そこで神経が死んでいたため(歯髄壊死)神経の治療に切り替えました。
    今回は残念ながら神経の保存(歯髄温存療法)はできませんでしたが、このように長い間間違った診断をされ続けると神経が壊死してしまって神経を保存することができなくなってしまうこともありますので、長く染みる症状に(知覚過敏)に悩まされている方は一度再検査をすることをお勧めいたします。
    費用 根の治療(イニシャルトリートメント)132000円
    備考 神経を残すことができる適応は神経が生存している場合のみの適応されますので、今回のように歯髄が既に死んでしまっている場合は適応できません。
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  • 虫歯が深くなくても神経が死んでしますこともあります。

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    症状 左下の歯茎が腫れており痛い。とのことで御来院されました。
    患者さんのお話では虫歯の治療はしたことあるが神経の深いとことまで虫歯があるとは言われたことはないとのことでした。
    治療方法 今回の歯では銀の被せ物が入っており、歯の中がどうなっているのかがわからないのでまずはマイクロスコープ(精密歯科診療では必須の治療器具)で対象の歯を確認しましたが、外からの情報だけでは正確な判断ができなかったため、レントゲンを追加でお取りさせて頂きました。
    レントゲンから解ることが増えました。そこから診断をしますと、根の先端に膿の袋が出来上がっており、その膿が歯を支える骨を溶かして骨から溢れ出し歯茎を突き破っていたことがわかりました。これは根の治療が必要であることがわかりましたので、根の治療を行うことを決定いたしました。
    本来であれば、虫歯が大きくなり歯の根っこの中にある神経に感染を起こすことにより、冷たいもの・熱いものが染みるや、自発痛(何もしなくても痛い)といった症状を訴えられて歯科医医を来院します。その際感染を起こした神経を除去する抜髄を行います。
    しかし、今回のケースでは神経がいつの間にか死んでおり、加えて何かしらの感染が神経に起こっており神経が死に根の先端の骨を既に溶かしておりました。本来は神経の感染を起こした時点で痛みが出るのですが、今回はその痛みがでない状態で、神経への感染を通り越して、根の先端の歯周組織である骨まで溶かしておりました。
    ですので、本来であれば神経を抜く、抜髄という治療を行うのですが今回は感染根管治療を行う事となりました。
    感染根管治療は根の中の感染物を全て除去して中を綺麗にすることで根の先の膿を治す治療を行います。
    もちろん、マイクロスコープは必須となります。この最初に根の治療が非常に大切でありここでミスを行うと根の治療を何度も何度も通う地獄が始まりますので、初めの治療こそマイクロスコープを使用した精密治療が最も大切になります。
    費用 132000円
    備考 感染根管治療には適応があります。
    過度な破折や、クラック、パーフォレイションと言った診断が複数重なると治療することができなくなることがあります。

    原因がわからない病気や、何度も根の治療に通っている方はマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)がある病院で精密検査を受けられることを推奨いたします。
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  • 虫歯の取り残しによって神経がすでに死んでしまっていることもあります。

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    症状 他院にて虫歯治療を数ヶ月前に行ってから、ずっと歯が痛いとのことで来医院されました。
    1週間前に歯に激痛があり夜も寝られない日があり、その後痛みは少しずつ回復してきているとお話がありました。
    治療方法 歯髄温存療法を希望されていましたが今回の症状では事前に歯髄温存療法は適応では無いことを事前にお話させていただきました。
    なぜなら、歯髄温存療法の適応に実は自発痛が無いという項目があります。自発痛がある場合すでに歯髄に感染が及んでしまい、温存する神経が死んでしまっている場合が多くあるからです。もちろん患者さんのご希望があれば温存療法をチャレンジすることは可能です。
    今回のケースでも患者さんのご希望によりとりあえずチャレンジを行うことになりました。
    ラバーダム(治療中に細菌が術野に入ることを妨げ、再感染を起きないようにするための処置)防湿を行い、マイクロスコープ(精密歯科診療を行うために必須の器具)を用いて虫歯を最小限の切削で削り、古い詰め物を全て除去します。
    その後神経が残せるかの診断を行います。ダメな場合は感染根管治療に治療の内容をすぐさま切り替えられるように事前の準備はどちらも行います。このような場合は1回の治療時間がかなり長くなるので90分以上の長めのアポイントをとり何が起こっても大丈夫なように事前準備を万端に行います。
    費用 精密感染根管治療 11万円
    備考 今回のようなケースでは歯髄温存療法は適応ではありませんが、患者さんのご希望があるう場合のみチャレンジすることはございます。
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  • インプラントはしたくない!!!それなら自分の歯を移植しましょう!!!!

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    症状 歯が痛いとのことで来院されました。
    原因は根の病気(感染根管)が原因ではありましたが、その歯以外にも歯並びも問題があり、全体的な治療をご希望されていました。
    また、インプラントをしたくないとのことで来院されていましたので、自家歯牙移植(矯正などで抜歯をする歯、歯として機能していない歯を抜歯して、欠損分(インプラントを必要としている場所)にインプラントの代わりに入れる治療です)を行いました。
    そのほかにも噛み合わせの問題から、矯正治療をご希望されていました。
    治療方法 まず、お痛みのある歯の治療を行います。これはラバーダム(無菌的に根管治療を行うための処置)防湿を行い、マイクロスコープ(精密歯科診療を行うための器具)で精密感染根管治療を行い痛みを取ってあげることを最優先します。痛みが取れたのち全顎的(お口の中の全てを考え最善の治療を行うます)な治療を行います。今回のケースでは、噛み合わせの治療を行うために矯正も行います。
    それに際して、矯正で抜歯を行う歯を歯がない箇所に移植することにしました。インプラントがどうしても回避したい方にはおすすめな治療がこの自家歯牙移植になります。自家歯牙移植には2種類のケースがあり今回はすでに歯を失ってからかなりの時間が経っている欠損分への移植になりますので、骨をトリミング(移植した歯が入るスペース)して移植しなくてはならないため、事前にCTをお取りしたり、模型にて移植する位置の計画を立て、移植した歯の固定装置も事前に準備してOPEに入ります。事前の準備がかなり入念なケースになります。
    費用 精密感染根管治療 11万円
    自家歯牙移植 11万円
    精密診断(治療開始された患者様にはご費用負担はありません) 3、3万円(治療開始された方は治療費からお引きいたしますので実質0円になります)
    備考 適応症があります。
    今回のケースでは矯正を行うことも理由になりますが、抜歯できる歯がある時のみになります。
    もちろん、親知らずなどがある方も出来ますが、抜歯する歯の状態があまりにも悪い時は出来ないこともあります。
    事前に診断がとても大切になりますので、精密診断をまずはお受けください。
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  • 根管治療(根の治療)だけでは絶対治らないこともある?!?!

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    症状 他院にて根の治療を何度か行なったが被せ物をすると歯茎が腫れてきてしまい、この歯は残せないので抜歯をした方がいいと言われたそうです。抜歯をしたくないとのことで当医院を受診されました。
    歯茎の腫れは頬側と舌側の2箇所に腫れがあり、肉眼でも十分に腫れは確認できました。レントゲンとCTで根の病気があることがわかりました。また、マイクロスコープ(精密感染根管治療を行うために必須の歯科器具です)で根の治療を行う前に歯にヒビがないか確認しましたので、精密感染根管治療を行いました。
    もちろん、ラバーダム(治療中に最近の感染を抑制し、患者さんに歯科の消毒薬などが喉に入らないように防止するもの)は必須です。
    治療方法 少し長くなりますが、最後まで読んでいただけるととても嬉しく思います。
    ラバーダムを行い、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)で被せ物の下の虫歯を確実に除去し、土台や古いプラスチックを外します。その後感染根管治療(根の再治療)を行い、感染源(ガッタパーチャーや感染象牙質)を除去していきます。
    その後歯茎の腫れがなくなったのを確認して最終的な詰め物を行います。ですが今回のケースでは、頬側の歯茎の腫れは残り、舌側(ベロ側)の歯茎の腫れは消えました。これにより、根の治療だけでは治せないと判断しました。なぜなら、歯茎の腫れの原因が2個あると思ったからです。1つは感染根管治療で治りましたが、もう一つが治らない理由が根の中ではなく根の外にあると思われます。ですので、頬側の膿に関しては外科的に治療を行い根の外の原因を除去していきという2段構えで治療を行いました。
    今回のケースでは感染根管治療と外科的な処置の療法を行わなければ絶対に治らないケースでした。
    以下の追加写真でその理由も書いてありますので、よかったらご覧ください。
    費用 精密感染根管治療 13、2万円
    歯根尖切除術(外科処置) 5、5万円
    備考 外科に移行する場合適応症がございます。
    結果的に適応外の場合もありますで審査診断がとても大切になりますので、お困りのさいは是非お問い合わせください。
    破折しているからと言われて抜歯と診断されても、諦めないでください!!!!
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