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ドクターブログ
「歯を削りすぎない治療」への取り組み。マイクロスコープと2色のう蝕検知液で目指す、再発リスクを抑えた精密虫歯治療
「虫歯治療をしたはずなのに、数年後にまた痛くなった」 「治療を繰り返すうちに、だんだんと自分の歯が少なくなっていく……」 このようなお悩みをお持ちではありませんか? 実は、日本の歯科治療における大きな課題の一つが「再治療」です。再治療を繰り返すと、最終的に「抜歯」を検討せざるを得ない状況に近づいてしまいます。
当院では、こうした負の連鎖を食い止めるために、マイクロスコープやラバーダム、そして**「2色のう蝕検知液」を駆使した精密な虫歯治療**に取り組んでいます。
虫歯治療を繰り返さないために大切なこと
従来のアプローチと「視界」の重要性
歯科治療において、お口の中は暗くて狭く、虫歯の広がりを正確に把握することは容易ではありません。肉眼のみに頼った治療では、どうしても「経験や感覚」に依存する部分が大きくなり、目に見えない範囲での「取り残し」や、それを防ぐための「必要以上の切削」が起こりやすい傾向があります。
「精密な除去」と「健全な歯質の保存」の両立
虫歯を確実に取り除き、同時に健康な歯を可能な限り残すこと。この両立こそが、歯の寿命を延ばすために非常に重要なポイントとなります。
当院が導入している「精密虫歯治療」のツール
当院では、大切な歯を守るために以下のツールを活用しています。
・マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
治療部位を最大20倍程度まで拡大して観察できる装置です。肉眼では捉えきれない微細な虫歯も、明るく拡大された視野で判別できるようになります。悪い部分だけを特定し、ピンポイントでアプローチすることが可能になります。
・ラバーダム防湿
精密な治療において、ラバーダム(お口にかけるゴムのシート)の使用を推奨しています。唾液の侵入を防ぎ、術野を清潔に保つことで、詰め物を接着する際の接着精度を高めることができます。「再発しにくい治療」のためには、湿気を遮断した環境作りが欠かせません。
・2色のう蝕検知液
当院では、虫歯に感染した部分だけを染める「う蝕検知液」を使用しています。特に、「赤」と「青」の2色を状況に応じて使い分けるのが当院の特徴です。
【こだわり】なぜ「2色」を使い分けるのか?
通常、虫歯組織は「赤」く染まります。しかし、虫歯が深く神経に近い場合や、出血が伴う部位では、赤い液は血液の色と混ざって判別しにくくなることがあります。 そこで当院では、深部の治療には血液とのコントラストがはっきり出る「青い検知液」を使用します。これにより、神経付近のわずかな虫歯も見逃さず、かつ健康な歯を削りすぎない正確な選別を目指しています。
【比較】一般的な治療と精密虫歯治療の特徴
| 特徴項目 | 一般的な保険診療 | 当院の精密治療(自費) |
| 視野の状態 | 肉眼(等倍) | マイクロスコープ(最大20倍) |
| 切削の判断 | 経験や感覚、う蝕検知液 | 2色の検知液による精密な視覚化 |
| 防湿環境 | 簡易的な防湿 | ラバーダムによる細菌遮断 |
| 情報の共有 | 口頭での説明が中心 | 動画・写真による可視化 |
一生ご自身の歯で美味しく食べるために
虫歯治療は、単に穴を埋めるだけのものではありません。その後の人生でいかに再発させず、多くの歯を残せるかという、大切な分岐点です。
当院のマイクロスコープ、ラバーダム、そして2色の検知液を用いた精密治療は、自費診療(自由診療)となります。 初期費用はかかりますが、将来的に抜歯や大きな再治療を回避できる可能性が高まることは、長期的な視点で見ればご自身の健康を守る賢明な選択と言えるかもしれません。
「もう二度と、同じ歯を治療したくない」 そう願う方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
24時間Web予約受付中
以下のリンクより、空き状況の確認・予約が可能です。
【初診の方へ】 初診時は、お口全体の健康状態を把握するため「診査・診断」を優先させていただきます。当日のクリーニングは行っておりませんので、あらかじめご了承ください。まずは現在の状態をしっかり把握することから始めましょう。
この記事の監修者

都筑マイクロスコープ歯科 院長
内田 宜孝
UCHIDA YOSHITAKA
「歯の神経を抜くこと」は、患者様のその後の人生を左右する大きな決断です。だからこそ、私は安易に抜髄や抜歯を選択せず、マイクロスコープを用いた精密治療で「一本でも多くの歯を救う」ことに全力を注いでいます。 かつて治療で怖い思いをした方や、諦めかけている方も、ぜひ一度ご相談ください。友人や家族に対するように、あなたの歯の未来を一緒に考え、守っていくことをお約束します。
【プロフィール】
神奈川歯科大学卒業。日本歯内療法学会、日本顕微鏡歯科学会所属。 「石井歯内療法セミナー」や「顕微鏡治療ハンズオンコース」など、高度な技術研鑽を積み、再発の少ない精密根管治療を提供している。
